メニュー

花粉症

花粉症とは

花粉症とは、季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれており、スギヒノキなどの植物の花粉が原因となり、くしゃみ・鼻詰まり・鼻水や目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こし、QOLを損ないやすい疾患です。日本人の有病率はスギ花粉症が38.8%、通年性アレルギー性鼻炎は24.5%といわれています。年齢を重ねてから花粉症を発症することもあり注意が必要です。

花粉症の原因

花粉症は、花粉が鼻や目などの粘膜に付着することで免疫細胞が抗原(アレルギーの素)として認識して、IgEを産生します。IgEは主にマスト細胞と結合し、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が分泌され、知覚神経や鼻粘膜血管を刺激することでくしゃみ中枢や分泌中枢を介して、くしゃみや鼻水、鼻詰まりや目に様々な症状を引き起こします。

代表的な花粉としては、春のスギヒノキが挙げられます。

★花粉飛散情報(ウェザーニュース)

 

花粉の種類

原因となる植物は季節や地域により異なります。飛散時期を知っていることにより、早めの予防につながります。

以下は、関西における飛散時期の目安になります。

:スギ(2月〜4月)、ヒノキ(3月〜5月)
:ブタクサ(9月〜10月)、ヨモギ(9月〜10月)

また、イネ科は4月~10月頃までの花粉が飛散します。

 

花粉症の症状

【鼻】
 鼻水、鼻づまり、くしゃみ など

【目】
 目のかゆみ、充血、 ゴロゴロ感、涙、目やに など

【それ以外の症状】
 皮膚のかゆみ、微熱、頭痛、だるさ、咳、のどのかゆみ など

症状によっては風邪症状との区別がつきにくい場合もあります。

 

花粉症の検査

血液検査でスギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ などのIgE値を測定します。花粉以外の食物やイヌやネコなどのアレルギーの有無をしらべることもできます。

 

花粉症の治療

①抗原の回避

 花粉情報に注意し、外出時にマスクやメガネを使う!帰宅時に衣服や髪をよく払う。手洗い、洗顔、うがいなど。

②初期療法

 症状が悪くなる前に治療を開始する療法

③導入療法

 症状が強くなってから治療を開始する療法ですが、初期療法をお勧めします。

④維持療法

 良くなった症状を維持する療法。花粉飛散終了まで継続する。

花粉症の初期療法

花粉が飛び始める前から内服薬などを開始する治療のことです。早めに開始することにより、重症化の抑制や症状の出現時期を遅らせることで花粉シーズン中のつらい症状を軽くする効果があります。

 

いつから薬を開始するか?
花粉が本格飛散する1-2週間ほど前から開始します。大阪でスギ花粉症であれば、1月中旬~下旬頃から開始することが多いです。

 

【飲み薬】
抗ヒスタミン薬の飲み薬や、ロイコトリエン受容体拮抗薬などを使用することもあります。
薬ごとの効果や眠気のデータはありますが、実際の効き具合や眠気には個人差があります。

【目薬】
目のかゆみに対しては、抗ヒスタミン作用やメディエーター抑制作用の点眼薬を使用します。
コンタクトレンズを装着している場合でも使いやすい製剤もあります。

【点鼻薬(鼻スプレー)】
鼻水、鼻づまりが強い場合には、ステロイドや血管収縮薬の鼻スプレーを追加することがあります。
鼻水で薬が流れてしまうことがあるため、点鼻の前には鼻をよくかんで使用してください。

 

注意点

抗ヒスタミンが含まれた薬には、眠気が起こりやすいものがあります。眠気の出やすさは人によって異なります。眠気の起こりにくい薬を選んで、処方することもできます。「仕事や運転の関係で、眠くなるのが怖くて花粉症の薬が飲めない」等、お困りの方は医師にご相談ください。

 

サクラ糖尿病・腎臓・内科クリニックでは、「花粉症」の検査、飲み薬・目薬・鼻スプレーによる治療をおこなっております。
眠くなりにくい飲み薬や費用負担の少ないジェネリック医薬品も処方しています。ドラッグストアで販売されている市販薬や他院の処方薬で効き目が不十分な方も、お気軽にご相談ください。また、アナフィラキシーの治療薬であるエピエン登録医でもあり処方しております。

※舌下免疫療法、注射、レーザー治療などは当院でおこなっておりません。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME