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看護のゴカン~熱中症・脱水症に注意

 


看護師がゴカン(五感)をフル活用し、見たことや感じたこと、皆様に今お伝えしたいことなどを不定期(?)に発信します。


第1
 もう梅雨明け!?琵琶湖の水不足も気になりますが、体の水不足(脱水)にも注意!

 人間の体は汗や排せつ物、呼吸などで(個人差はありますが)1日に約2.5Lの水分を失います。このため、食事などから得られる水分を除くと、飲料として摂取する水分は1.5L程度が望ましいとされています。

 

 ★では、何を飲むのが良いのか?

 よく“スポーツドリンクは体に良い”と聞きませんか?確かに失われた塩分やミネラルなどを補うという点ではアリかもしれません。ただし、スポーツドリンクの中には、ペットボトル1本(500mL)で角砂糖6~7個分の糖分を含む物もあります。このような糖分を多く含む清涼飲料水を多量に飲むと・・

  血糖値が急上昇する→尿量が多くなる→さらにのどが渇きまた飲む→・・

という悪循環に陥る可能性があります。特に糖尿病などの持病をお持ちの方は要注意です。また腎機能が低下している方は、脱水が進行すると

  腎臓への血流が減る→腎機能が低下する→老廃物がたまり体がむくむ→急性腎障害を引き起こす原因にもなります。

 

 以上のことから、水分を摂取する場合は糖質の含まれていない飲み物(水やお茶など)を摂り、多量に発汗する場合は塩アメなどで塩分を補充すると良いでしょう。すでに腎機能が低下し水分制限がある場合は、摂取量の目安を主治医と相談しておくことも大切です。

 

※尿の色が濃くなった、尿が少なくなったといった症状は脱水が悪化している可能性があり要注意です!

 

大阪、都島・野江内代のサクラ糖尿病・腎臓・内科クリニックでは2人の専門医が内科を幅広く診療しております。熱中症や脱水症がが疑われる場合は点滴治療を行っております。困った症状は放置せずに受診をおすすめします。

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