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糖尿病のタイプ

あなたは どのタイプの糖尿病でしょうか?

皆さまの糖尿病のタイプや特徴により、治療法(薬物療法や食事・運動療法)は異なります。薬の効きが悪いなと思ったら実は1型だった、他の疾患によるものだったということもあります。
やせているのに更に食べるのを減らしなさいといわれて困っている方もいらっしゃるかもしれません。
ただしく糖尿病治療を行うためには糖尿病のタイプを知ることが重要になります。

糖尿病といっても、食べ過ぎ・運動不足で体重が増えてきて糖尿病になる、やせているのに糖尿病になる、健康的な生活をしているのに糖尿病になる、別の疾患でお薬を飲むようになってから糖尿病になる、手術をしてから糖尿病になる等、さまざまな経過で発症します。
そして、糖尿病のタイプによって治療が異なるため、患者さん一人一人に合わせた治療が必要になってきます。

糖尿病の成因(糖尿病を発症した理由)は大きく以下の4つに分類されます。

タイプ
1型 A.自己免疫性 B.特発性
2型
その他 A.遺伝子異常、B.他の疾患や条件によるもの:膵外分泌疾患、内分泌疾患、肝疾患、薬剤、感染症等
妊娠糖尿病

1型糖尿病

なんらかの理由(主に自己免疫)によって、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が破壊されてしまうことで、インスリン分泌が枯渇して発症する糖尿病のことです。
なんらかの理由とは、もともと発症しやすい遺伝因子を持つ方が、ウイルス感染等の誘因・環境因子をきっかけにして自己免疫反応が引き起こされて発症します。
原因不明の場合は特発性に分類されます。

また、このタイプの糖尿病を持つ方は、他の自己免疫疾患(特に自己免疫性甲状腺疾患)を合併することが少なくありません。
発症年齢は小児~思春期に発症する場合が多いですが、中高年でも発症することがあります。
また、発症するタイミングによって、①急性発症、②劇症、③緩徐進行と3タイプに分類されています。

①は占める割合が多く、比較的急な経過でインスリン分泌が低下するため、糖尿病の症状が出始めてから数ヶ月以内にはインスリン治療が必要になります。
②は急激な経過で進行するタイプであり、糖尿病の症状が出始めてから1週間前後でインスリン治療が必要になります。
③はインスリン分泌の低下がゆっくりであるため、糖尿病を発症してもインスリン治療がすぐには必要にならない、進行が遅いタイプであり、ゆっくりとインスリン分泌が低下するために2型糖尿病と診断されて治療されていることがあります。
治療に関しては、自分でインスリンを分泌する力が無くなってしまうため、インスリンによる治療が必要となります。

2型糖尿病

いわゆる「生活習慣病」としての糖尿病です。
日本人の糖尿病の90%以上を占め、大部分の糖尿病患者さんは2型糖尿病に分類されます。
インスリン分泌の低下やインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる)複数の遺伝因子(家族歴、糖尿病になりやすい体質)に、環境因子(肥満、食べ過ぎ、運動不足、喫煙などの生活習慣)が加わることで発症します。
中高年になると発症しやすくなりますが、近年、10-20代での発症も増加しています。治療に関しては、血糖値が上がってしまう原因が、主にインスリンの分泌が少ないことが原因なのか、インスリンの効きが悪いことが原因なのか判断する必要があります。
薬物療法や食事療法、運動療法は年齢や活動度、生活様式、腎臓の状態等によって全く異なってくるもので、1人1人に合わせた提案が必要になります。

その他の糖尿病

遺伝子異常による糖尿病、肝疾患(肝硬変や肝不全)や膵疾患(膵炎、膵臓の摘出後等)による糖尿病、薬剤(特にステロイド)の影響による糖尿病、他のホルモン異常(成長ホルモンや副腎皮質ホルモン等)による糖尿病などがあります。

妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは「妊娠中に初めて発見または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常」といわれており、診断の基準も糖尿病とは異なります。
糖尿病に満たない軽い異常であっても、赤ちゃんや母体のリスクが高くなること、また、妊娠糖尿病と診断された方は将来、糖尿病を発症するリスクが高いことがわかっており、出産後の定期的な検査が重要です。

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